フィルムカメラのはじめかた
今、フィルムカメラが若い人を中心に人気です。
スマホやデジカメで撮るのも良いけど、フィルムならではの風合いが人気の理由のひとつ。
撮影の結果をすぐに見られないちょっと不便なところも、愛おしく楽しめるのがフィルムカメラの良いところ。
フィルムカメラの選び方
中古カメラ屋さんで購入するのがおすすめです。 ネットオークションなどの購入方法もありますが、個人売買の場合 状態がしっかりと確認できないなど、トラブルになる場合もあります。 スタッフに相談できる、中古カメラ屋さんが安心です。
フィルムカメラの種類
カメラの種類は大きく3つに分けられます。
- レンズ交換式一眼レフ
- コンパクトカメラ
- 中判カメラ(二眼レフなど)
レンズ交換式一眼レフタイプ
レンズが交換できる一眼レフタイプのカメラです。
被写体に合わせた様々な撮影に対応ができる万能タイプ。
ピント合わせもファインダーが見やすいので安心です。
コンパクトタイプ
手軽に使えるコンパクトタイプ。
ピントをマニュアルで合わせるものやオートのものもあるので、
簡単にフィルムカメラを始められます。
通常の半分のサイズでフィルムに露光する「ハーフサイズ」のカメラも人気。
いつものフィルムの撮影枚数が2倍になるのでたくさん撮影できます。
中判フィルムタイプ
中判カメラは、大きめのブローニーフィルム(120)と呼ばれるフィルムを使うカメラ。
フィルムの面積が大きいので、高画質な仕上がりが期待できます。
カメラも少し大きくなるので中~上級者向き。
四角い箱型でレンズが2個付いている「二眼レフ」などは、そのデザインから女性にも人気です。
初めての方には、一般的な35ミリフィルムを使う一眼レフかコンパクトカメラがおすすめ。
一眼レフでの大きな違いは、オートフォーカス(AF)タイプとマニュアルフォーカス(MF)タイプがあること。
AFは、カメラがピントを自動で合わせてくれるタイプ。
MFは、自分でレンズを操作して手動であわせるタイプ。
カメラの好みにもなりますが、クラッシック感のあるカメラはMFが多いです。
フィルムの巻き上げやその他の設定も一つずつ設定するのも楽しみの一つ。
また電池式、電池を使わない機械式カメラでも分けられます。
電池式の場合は、撮影の時に明るさを測る「露出計」が内蔵しているカメラがあります。
最初は、露出計が付いたカメラを購入することがおすすめです。
露出計があることで、写真の明るさでの失敗が格段に減ります。
*アダプターが必要になるなど追加購入が必要な場合もあります。
中古カメラ購入時のチェック項目
①外観のチェック
- ボディ全体のキズをチェック。
- 大きな凹みや傷はないか?特にカメラの角周辺。
- シャッターの周りやレンズ取り付け周辺は要チェック。
②動作や内部のチェック
- シャッターが動くか。
- フィルムの巻上げできるか。
- 露出計が動いているか。
- ファインダーを覗いて、汚れや破損はないか。
- モルトと呼ばれるスポンジのような遮光材は問題ないか。
③レンズの状態をチェック
- レンズにキズやカビがないか。
- レンズの先端が曲がっていたりしないか。
- レンズを取り付けるときに硬くないか。
- 実際にピントや絞りリングを回して、スムーズに動くか。
状態の良さは[A][B][C]などのランクで付けられていますので、選ぶ時の参考にしてみると良いでしょう。
(Aが良品)
いろいろなチェックポイントはありますが、自分で使いこなせそうと感じたカメラ。
外観の好みで選ぶことも愛着がわくポイントです。
お気に入りの1台に出会えると良いですね。