「明るい生前遺影写真」撮影担当者の撮影体験記
撮影担当者が母の生前遺影写真を撮ってみた!
母の生前遺影写真を撮影しました。
母の古希のお祝いをした際、
今までは母の年齢のことについて、ほとんど気にしていなかったが
「もう、うちの母も70歳なんだな~」
としみじみ思ったのが、きっかけでした。
「いつまで元気でいてくれるのかな?」とか「ちゃんと親孝行できてるのかな?」とか
色々考えるようになり、あまり考えたくはないですが、「親の死」ということも頭をよぎりました。
(実際はピンピンしててメッチャ元気です、お酒も日本酒とワインを毎日飲んでます(笑))
今までは照れくささもあり、母を自分から何かに誘ったりするのは苦手だったのですが、
もう70歳、何が起きてもおかしくない歳なので、元気な今の母を写真で残してあげたいと思い
自分で母を撮影することにしました。
母とのやりとり
お母さん、元気なうちに写真撮ってあげるよ!
え~!嬉しい~!
遺影写真でも撮ってもらおうかしら、午前中に美容院に行くから午後からお願いね
(お母さん、ノリノリだな…汗)
別にそこまで本格的にしなくていいんだよ、普段のままで
ダメよ、せっかく撮ってもらうんだからキレイにしなきゃ!
洋服も何着ようかしら
こんなにワクワクしている母親を見たのはいつ以来だろうか?
そんな母を見て嬉しく感じる自分もいたり
撮影当日
撮影当日は予定が空いていた私の息子(中1)、私の姉、母親と近くの公園で待ち合わせ。
みんなで散歩しながら撮影スポットに移動…
じゃ~お母さん撮るよ~!
はーい
ん?思ったより表情が硬い・・
おそらく私の緊張感が母にも伝わったのか、さっきまでの笑顔はどこいった?(笑)
母を一眼レフでちゃんと撮影するのは初めてだったし、母の顔をこんなにマジマジ見ることも初めて、なんだか緊張してシャッターを切ってました。
もう一度、気を取り直して撮影開始
普段、お客様を撮影するみたいに旅行や好きな食べ物の話をしたり、
息子や姉が私の後ろから母親に手を振ったりしてくれて、ようやく笑顔の写真が撮れました。
実際撮影した写真がこちら!!
最後は桜をバックにみんなで記念写真も撮りました
お母さんにインタビュー
生前遺影写真を残すことについてどう思われますか? 生前遺影写真を今後残そうと悩んでいる方へメッセージをお願いします。
ホッとしてます、ここ数年、終活のことを考えていたので気持ちが楽になりました。
この写真で私の事を思い出してもらえると思うと嬉しいことです。
それに久々に家族とも写真が撮れてラッキーでした。
まだまだ元気に生きるゾーっていう感じ。
そして、また数年後に生前遺影写真撮りたいです。
写真最高、家で撮影楽しかったねとおしゃべりしてるところです。
とっても二人で喜んでます。
担当者 佐々木より
遺影写真というと少し暗いイメージがありますが、生前遺影撮影を行い仕上がった写真を見れば、きっと晴れやかな気持ちになるはずです。
また、母の言葉にもあったように、事前に遺影写真を用意しておくことで元気な姿を思い出してもらえるのは嬉しいですよね。
皆さんも「明るい生前遺影写真」を家族写真の一環として取り入れてみてはいかがでしょうか。
来年の桜の咲く頃にまた撮影しようかな。