死亡通知状とは?喪中はがきとの違い、送るタイミングなどを解説

死亡通知状とは?

死亡通知状とは、家族や親族が亡くなったことを、故人がお世話になっていた方々にお知らせすると共に、生前のご厚誼に対してのお礼を伝えるための手紙(はがき)のことです。
また、滞りなく葬儀を済ませたことの報告を兼ねて送ります。

喪中はがきと死亡通知状の違いは?

喪中はがきは、差出人の近親者が1年以内に不幸があり、喪に服していて慶事を避け「年始の挨拶(年賀状)を差し控える」ことを伝えるために送ります。
一方、死亡通知状とは、故人と関係があった方に「故人が亡くなったことを知らせる」目的のために送ります。
2つの挨拶状は似ているようで用途が大きく異なりますので、注意しましょう。

死亡通知状を送るタイミングは?

近年では故人の遺言などにより近親者のみで見送る家族葬が増えています。
葬儀の後に出す死亡通知状は、一般的には「初七日」が目安とされていますが、家族葬の場合は過ぎても問題ありません。ただし、極端に遅い事後報告は失礼にあたるため、遅くとも四十九日までの到着を目安にするとよいでしょう。

死亡通知状に書く内容

  1. 喪主との続柄と故人の氏名
    氏名のすぐ後ろには「~に関して」という意味の「儀」をつけましょう。
  2. 故人の亡くなった日付と年齢
    死亡理由については特に記載する必要はありません。
  3. 連絡が遅くなったことのお詫び
  4. 葬儀を終えた報告
  5. 添え書き
    香典や供物を辞退する場合は記載しましょう。
  6. 生前にお世話になったお礼
  7. 発信年月
    死亡通知状を出す年月です。書いた日や葬儀を行った日ではありません。

死亡通知の書き方と注意点

  • 時候の挨拶は不要
  • 句読点は付けず、行頭を揃える
  • 葬儀の案内を伝えなかった理由とお詫び
  • 近年増えている親族のみで見送る家族葬を行った場合、故人と親しかった方からすれば、知らぬ間に葬儀を終えていたということになります。
    後で知ったことで気を悪くされないよう理由を記載し、改めて故人への厚情に対してお礼を伝えましょう。
  • 添え書き
    香典や供物などを辞退したいという場合、その旨も記載しておきましょう。
  • 「逝去」は使用しない
  • よく使用される「逝去」ですが、「死」の尊敬語に該当します。
    そのため、他人が亡くなった際に使用する言葉であり、身内が亡くなった際に使用する言葉としてふさわしくありません。
    身内が亡くなった場合は、「永眠」「死去」「他界」「生涯を閉じました」などがよく使われます。

ご注文はこちら

コイデカメラで写真プリント
タイトルとURLをコピーしました